You are here : ホーム > Web カタログ > レーザ用光学基本機器・自動応用製品 > 光学ガイド:フェムト秒レーザ用コーティング

光学ガイド:フェムト秒レーザ用コーティング

フェムト秒レーザはパルス幅がフェムト秒(fs=10-15sec)と非常に短く、尖頭値が高く瞬間的に大きなエネルギーを与える事が可能であり、今後、産業、医用分野への応用が期待されるレーザです。通常のコーティングを施したオプティクスでは、透過、反射に使用した場合、パルス幅が広がる、パルス波形が変化するなどの可能性があります。特に群速度遅延(GD:Group Delay)、群速度遅延分散(GDD:Group Delay Dispersion)といった分散は、パルス幅、パルス波形への影響が大きく、これら分散特性を満足するコーティングは高度な薄膜設計、制御技術が必要となります。

シグマ光機では、高度な技術を要するフェムト秒レーザ用コーティングの設計、生産、販売を行っております。

低分散ミラー:Low Dispersion Mirror FLM1・FLM2シリーズ

低分散ミラーはλ/4光学膜厚、交互層によるミラーです。GDD(群遅延分散)を極力抑えることでレーザ反射後のパルス幅・パルス波形の変化がほとんどありません。

FLM1-800

低分散・高出力レーザ用です。

FLM2-800

高出力レーザには不向きですが、FLM1以上の広いスペクトル幅です。

広帯域低分散ミラー

FLMシリーズより更に反射帯、低分散帯を広げ最適化したミラーです。

負分散ミラー(Negative Dispersion Mirror) GFM・GCMシリーズ

負分散ミラーは最も高度な設計、膜厚制御技術を要するミラーです。このミラーは一般的なミラーに比べ非常に薄い膜を含み、かつ複雑な膜厚で構成されています。

用途としてチタンサファイアロッドの正の分散を相殺する、パルス幅を圧縮する為の共振器用ミラー等に使用されます。

その他、用途に応じて様々な分散特性を持つミラーの製作が可能です。

GFM・GCMシリーズ

赤外用負分散ミラー

広帯域負分散ミラー

600-1000nmタイプです。532nm透過タイプ等各種製作可能です。

フェムト秒ハーフミラー:入射角45°P偏光用、S偏光用

※透過GDDには材料による分散は含まれていませんのでご注意ください。